ATOM Sensorが来た!
昨年(2020年)の10月にGREENFUNDINGから出資したATOM Sensorが届きました。
レターパックライトで届いたので、最初は「何が来たんだ?」と思ったのですが、ATOM Sensorでした。箱で届くと思っていたので驚きました。
しかし、レターパックライトを開封して納得しました。
小っさい!
これならレターパックで十分ですね。
これでドングルとセンサー3個入っているのか。
はい、ちゃんと入ってました(当たり前)。
3個あるセンサーには青い絶縁シートが挟まっているので、後で引き抜きます。
では早速セットアップしていきましょう。
ATOM Camについて
ATOM Camをご存じない方に少しだけご説明します。
ATOM Camはアトムテック株式会社が販売しているネットワークカメラです。
1台わずか2,500円(税込・送料別)にもかかわらず、買い切り(月額費用なし・有料プランもあり)で、スマートフォンからATOM Camで撮影している映像をリアルタイムで監視することができます。
ATOM Camの設置場所には、電源(USB給電)とインターネット接続のできるWifiがあれば良いので、設置のハードルも低いです。
カメラのレンズはかなりの広角で広い範囲を監視できます。
動体検知や、室内が真っ暗でも撮影できる赤外線ナイトビジョン(暗くなると自動的に切り替わります)、さらにカメラに内蔵のマイクスピーカーでスマホ越しにATOM Cam側と会話(または侵入者への警告)もできます。
他にも豊富な機能があり、これがイニシャルコストのみで手に入るのは破格だと思います。
今回ご紹介するATOM Sensorは、このATOM Camに開閉センサーとモーションセンサーを追加し、これらが全てスマホから一括で管理・監視できる製品です。
ATOM Sensorのセットアップ
同封のクイックスタートガイドの通りに進めます。
ドングルのセットアップ
ドングルはATOM Camに接続します。
スマホのATOMアプリおよびATOM Camにアップデートあれば先に済ませましょう。
ATOMアプリの「+」ボタンを押します。
デバイス追加画面から「ATOM ドングル」を押します。
ドングルの認識待ちになるので、ATOM Camにドングルを接続しましょう。
認識されました。
開閉センサーとモーションセンサーのセットアップ
ドングルと同じ要領です。
デバイス追加画面から「ATOM 開閉センサー」または「ATOM モーションセンサー」を押します。
センサーを認識させる際に、センサーについている小さなリセットボタンを押すように指示されていますが、管理人はこの認識待ちの時にセンサーに挟まっている絶縁シートを引き抜いたら即座に認識されました。
再度認識させる必要があったときはリセットボタンを使いましょう。
これでドングルと3個のセンサーが登録されました。
管理人は開閉センサーのひとつを玄関に設置するので、名称を「開閉・玄関」に変更しておきました。
余談ですが、もうひとつの開閉センサーはとりあえず設置場所を考えていないので、セットアップせずに、絶縁シートも挿したままでよかったかなと思いました。
開閉センサーを玄関に設置してみる
各センサーの本体には最初から両面テープが貼ってあるので、取り付けは簡単です。
センサーの取り付け場所の目安をつけたら、その場所をキレイにしておきましょう(でないとテープの粘着が悪くなり、センサーが落下したりする恐れがあります)。
アプリ側では、当該センサーの現在の状況をリアルタイムで確認できるほか、センサーが反応したログも記録されます。
また、ログへの記録と併せて、スマホにも通知が届きます。
管理人が試したところでは、スマホがスリープ状態ではなく、自宅Wifiに接続した状態ならドアを開けてから早ければ1~2秒ほどでスマホに通知が届いていました。
ただし、自分がスマホを持って外出する際は通知まで数分から数十分のラグがある場合もあります。これは外出時にスマホの通信が自宅Wifiからモバイル通信へ切り替わり、この通信の切り替え途中で最初の通知を受け取れず、再度の通知までラグが発生するのではないかと思います。
さらに、外出時に持ち出そうとしているスマホはスリープ状態の場合も多く、スリープ時に受け取れる通知は機種等によっても差異があるようなので、一概に「このくらいのラグで通知が届く」とは言えません。実際、外出時(もしくは帰宅時)でもドアを開けた直後に通知が来ることも少なくありません。
また、ドアの状態はリアルタイムで確認できるほか、ログにも記録されます。
既に使ってきたATOM Camの性能を鑑みれば、ATOM Sensorの性能にも期待が持てていましたが、裏切りませんでした。
マジ優秀です!
ATOM Camにも動体検知はありますが、開閉センサーと相まって外出中でも自宅の変化や動きがまるわかりになります。
「まるわかり」はちょっと大げさかもしれませんが、ATOM Camは4台まで同時に制御できるので、自宅の要所に配置すれば、かなり本格的な監視システムになりえるのではないでしょうか。
開閉センサーについて 2021年1月31日追記
開閉センサーの開いている状態と閉じている状態の変化の間隔が短い(概ね3秒未満程度)だと、ログの記録および通知が間に合わないようです。
以下のログ画面をご覧ください。
管理人宅の玄関は開けっ放しにすることは通常ありません。
ログ上で玄関が長時間にわたり「開いたまま」という扱いになっているのは間違いだということになります。
ただし、玄関が「基本的に閉じている」前提ならば、開いた際にはきちんと通知が来ているので、管理人としては実用上は一応問題ありません。
管理人は、開閉センサーの実行条件を「開いたときのみ記録」に変更して運用することにしました。「記録」という表記ですが、正確には「通知」です。「開いたときのみ記録」を選択してもログ上は開閉両方記録されます。
この対処は、前掲の通り「扉は通常は閉じており、開いたときは間もなく閉じる」前提であるならば「開いたとき」だけ分かれば良い、ということになります。
しかし、開いたままを維持することがあるような扉や窓の場合はこの限りではありません。
センサーの開閉状態の変化間隔が短いと通知が間に合わない点は仕様として今後も変わらない可能性が高いように思いますので、この点については理解した上で使用することになるかと思います。
モーションセンサーについて
モーションセンサーは文字通り動くものを検知すると、ログに「モーション」(動きがあった)と記録します。
また、動くものを検知しなくなると、ログに「正常」(動きがない)と記録します。この「モーション」から「正常」への移行は、おおむね35秒程度動きの検出がなかった場合に「動きがなくなった」と判断されるようです(ただし「動きがなくなった」と判断されても「正常」の通知が届くのは、その20~25秒後くらいのようです)。
なお、上のログ画面の通りですが、管理人はモーションセンサー設置当日は、モーションセンサーが全く反応しない状況でした。一度デバイスを削除して、再度登録したところ、モーションを検出・記録してくれるようになりました。
モーションの検出精度は、例えば管理人がデスクの前でPCを操作したりゲームをしたりしている程度では反応しません。デスクの前で座ったままでも「伸び」をして腕を上げると反応します。個人的には動体検知としてはちょうど良い感度ではないかと思いますが、用途によるでしょう。
ただ、自宅にいるときに通知をONにしていると無駄に通知が多くなります。
モーションセンサーの通知は、外出時や家を留守にするときだけONにするのが良さそうです。
また、通知の条件は「動きがあったときだけ」と「動きがあったとき及び消えたとき」が選択できるので、お好みで切り替えると良いでしょう。
ATOM Camと開閉センサーだけでも強力
ATOM CamとATOM Sensorがあれば、へたな有償セキュリティサービスにも引けを取らないかもしれません。
セキュリティうんぬんほど深刻な事態でなくても、ペットの見守りなど利用範囲は広いと思います。
ATOM Sensorはクラウドファンディングの出資者向けに届けられはじめましたが、少し遅れて一般の販売もあるはずですので、興味のある方はチェックしてみてください(追記:2021年2月16日より一般販売開始)。
ATOM SensorにはATOM Camが必要ですので、ますはATOM Camを試してみるのもよいと思います。
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